近ごろ『見えない家事』『名もなき家事』という言葉をニュースなどでよく耳にしますね。
我が家は夫婦共働きなので家事は分担していますが、仕事からの帰宅時間などの関係もあり、完全に分担できてはいないと思います。どうしても妻の負担割合が大きくなりがちです。
そこでなるべく夫婦間の家事負担を均等にすべく、見えない家事・名もなき家事をリスト化して管理できるスマホアプリ『家事の名は』を導入しました!
同じく家族間、夫婦間で協力して家事を行っている場合はぜひ使ってみてください(*^-^*)
見えない家事・名もなき家事とは?
一般的に『家事』と聞くと掃除、洗濯、料理などをイメージすると思いますが、それ以外の名前も付かないほど細かいちょっとした家事を『見えない家事』や『名もなき家事』と呼びます。
どちらも同じ意味ですが『名もなき家事』の方は住宅メーカーのダイワハウスが生み出した言葉で、商標登録もされています。
主婦が見えない家事・名もなき家事だと感じている作業には、例えばこのようなものがあります。
- トイレットペーパーや空のティッシュの交換
- 飲みっぱなしのコップなどを片付ける
- 切れたシャンプーやリンスの補充
- 風呂の排水溝の髪の毛を取る
- 裏返しの洗濯物をひっくり返す
いま、こういった家事についての問題が注目されています!
夫婦間の家事についての認識のズレが問題に
このような見えない家事・名もなき家事は、妻が家事だと思っていても夫は家事だと認識していない場合が多いそうです。
例えば『料理』という家事には、大まかに考えても裏に以下のような小さな家事が隠れています。
- 冷蔵庫内の食材を把握する
- 献立を考える
- 買い物に行く
- 料理を作る
- 使った調理器具の洗い物
- 盛り付け、配膳
場合によっては安く買うためにスーパーのチラシを比較するとかレシピを調べるとか、もっと色々あると思います。
しかし夫側は『料理を作る』部分しか見ていないということが多いようです(^▽^;)
SNSでも「夕飯は簡単でいい」と言った夫への不満などがたまに拡散されていますね笑
同じく『ゴミ出し』も、夫はゴミ捨て場に持って行ってはくれるけれど、実はゴミ箱からゴミを集めてまとめているのは妻というパターンもよく聞きます。
さらに細かく言うと、ゴミ捨て後に新しいゴミ袋をゴミ箱にセットしているのは誰か?セットするためのゴミ袋を用意しているのは?スーパーのレジ袋なら丸めて保管したり、または買って来ているのは?これら全てが見えない家事・名もなき家事です。
一方はちゃんと分担して家事をやっているつもりなのに、もう一方は「全然家事をやってくれない、自分ばっかり家事している」と感じている場合は危険信号。
この認識のズレを放置するとどんどん不満が溜まっていき、ある日突然爆発するリスクも…(^_^;)
反対に、夫が黙ってやっている見えない家事・名もなき家事を妻が把握していなかったパターンもあります。
お互い正しく把握するためにも共通認識を持つことは大切です。
見えない家事・名もなき家事は『マイナスをゼロに戻す作業』
トイレットペーパーの補充や加湿器に水を入れるなど、まさにそうですね。
あくまで快適に暮らすための『現状維持』なので達成感はないし、なかなか評価もされにくい…でもやらないと家で快適に過ごせないので、必要な作業です。
酷い場合だといつも万全の状態しか見ていないせいで、そもそも補充してくれていること自体に気付いていないこともあるようです(^-^;
それをやるのが当然だと思っている人はいちいち「今日シャンプー補充しといたよ」とか「洗い物しといたよ」とか報告しませんもんね…
残念ながら自分で家事をしない人は、相手がしてくれた家事にも気付けないのです。
そして『気付いた人がやればいいシステム』によって気付いた人だけがいつもしんどい思いをすることになってしまうのです。
逆に家庭の家事・育児を他人事のように「手伝ってあげている」という感覚の夫だと、いちいち報告して褒めてもらいたがって奥さんに鬱陶しがられるということもあるようです。
たまに家事をして褒めてもらいたい気持ちはわかりますが、自分が快適に暮らせているということは、きっとパートナーが普段から見えない家事をしてくれているということ…
まずはそれに気付いて、反対に感謝の気持ちを述べるところから始めるのが良いかもしれません。
相手の負担を増やすのは絶対ダメ
『マイナスをゼロに戻す』どころか『マイナスを増やす』人もいます。これは不満が溜まっていつケンカになってもおかしくないので、絶対やらないように心がけましょう。
特にお互い使っているものならまだしも、自分しか使ってないものを毎回相手に片付けさせるのはかなり危険行為です。
- 使ったコップを置きっぱなし
- 何個もコップを使う
- 空のペットボトルを置きっぱなし
- ティッシュなどのゴミを置きっぱなし
- トイレットペーパーの芯を置きっぱなし
- 麦茶を1mm残す
- 洗濯時にポケットに物を入れっぱなし
- 洗濯物を裏返したまま洗濯機に入れる
- 傘を玄関に出しっぱなし
などなど…
『マイナスをゼロに戻す作業』は社会でも問題に
この『マイナスをゼロに戻す作業』への不満って、形こそ違いますが会社でもあるあるですね。
例えば営業マンは契約を取れば褒められる加点方式だと思います。もちろん営業職ならではの辛さ厳しさはあると思いますが、周囲からもわかりやすく評価に繋がりやすい面もありますね。
でもメンテナンス系の職種などは不具合が出ないことが当たり前で、不具合が出ると怒られる減点方式。ずっと不具合無しの状態をキープし続けてもなかなか褒められることは少ないけど、やらないわけにはいかない大切な仕事です。
それ以外でも、家事や育児と同様に『気付いた人がやればいいシステム』によって見えない仕事・名もなき仕事で苦労している人は多いと思います。
そう言った意味でも『見える化と適切な評価』というのは必要なのではないでしょうか。
アプリ『家事の名は』で名もなき家事に加点
この『家事の名は』というアプリは、見えない家事・名もなき家事を登録して、実際に家事をした場合にポイントを貯めていくというものです。
夫婦間、家族間でデータを共有して使うので、見える化(リスト化)によって普段どちらがどういった家事をしているのかがわかり、負担の軽減が行えます。
類似のアプリより良いなと思った点は、このポイントを貯めるという部分。下手に見える化すると、自分ばかりに負担がかかっていることがより鮮明になる場合もあり、新たな不満の原因にもなりかねません。
しかしポイントとご褒美システムによって、上手くそのへんのストレス解消に繋がっていくのではないでしょうか。
『家事の名は』では貯まったポイントごとにご褒美を設定できます。
これは初期設定ですが、もちろん任意に変更可能です。
このハートがいっぱいになれば達成。最初はシンプルなハートでしたが、ポイントが貯まっていくに連れてカラフルになりました。
また家事以外にも『感謝の気持ち』をポイントで贈ることもできます。普段改まって感謝の気持ちを伝えづらい場合でもポイントを贈ることで伝えやすくなります。ご褒美にも早く近づきます(*^_^*)
これによって減点方式だった見えない家事・名もなき家事を、加点方式に切り替えることができるのです。
アプリ内に登録されている見えない家事・名もなき家事の例
初期設定で登録されている見えない家事・名もなき家事の例です。
これ以外にもたくさん設定されていますし、自分で自由に追加やポイント設定が可能です(右端の数字がポイント)。
見える化で不要な家事も見えてくる
リスト化することで不要な家事が浮き彫りになるというメリットもあります。
毎日習慣でやっているとなかなか気付きにくいのですが、実際にはお互いやらなくて良いと思っている家事なんかもあるのです。
例えば、『夫が裏返しに脱いだTシャツを、妻が表に返して干す』という見えない家事があり妻は負担や不満に感じていたとします。
しかし実は夫は『着る時に自分で表にするから裏返しのまま干しても問題無い』と思っているなら、その家事は不要だということになります。
それならその家事は無くしてしまった方がお互いのために良いですね。
家事のストレスを解消できるかもしれないアプリ『家事の名は』!
Excelなどでチェックシートを作るのもいいですが、アプリだと追加や編集がさらにお手軽です。夫婦間のリスクヘッジとしてもぜひお試しください(^^♪
家事の量自体が多い場合は家事代行も!
とはいえ生活するうえで必ず必要な家事というものはあります。
共働きでお互い残業が多い場合や、子供が小さい時期のワンオペ育児中などは、どれだけ不要な家事を減らしても時間が足りないことがあると思います。
そんな時は家事代行サービスを頼むのも手ですよ。スポットで依頼して溢れた家事を片付けてもらうだけでもかなり楽になるはず!
例えばこちらの『CaSy(カジー) 』は1時間あたり税込2409円で利用できます。
最低2時間からなので1回約5000円弱ですが、月1回や2回頼んでストレス解消、夫婦仲が円満になるなら良いのではないでしょうか♪
こちらの『Cat Hand(キャットハンド) 』も大体同じくらいですが、子育て応援パックや大掃除パックなど、お得なプランもあるようです。
家事代行サービス自体が最近出始めたばかりなので、頼めるのはまだまだ東京や首都圏、大阪など一部だけみたいです。今後増えていくといいですね。
ちなみにスピッツ好きの私は、名もなき家事と聞くといつもこの曲を思い浮かべてしまいます(^▽^)
名前をつけ~てやる~ 本気で考えちゃった♪
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