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野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話


野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

もう2年ほど前ですが、疥癬という皮膚病にかかって死にそうだった野良猫を、ストロングホールド(レボリューション)という薬で治療したことがあります。

疥癬はとても酷い症状になり長く苦しみ、自然治癒することや猫が自力で治すことはとても難しい病気ですが、1本数百円程度の安い薬ですぐに治ります。

 

ストロングホールドは液体の薬で使い方も首筋に垂らすだけなので、飲み薬よりはるかに簡単に投薬できます。薬を点けて二週間後にもう1回薬を点けるだけでほぼ完治。

この記事が困っている人や猫の参考になればと思います。

 

 

疥癬(かいせん)とは

ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して、炎症などが起こる皮膚病です。

疥癬は猫の皮膚病の中で最も痒いと言われており、その痒みのためにかきむしって毛が抜けたり怪我をしたり、そこからバイキンが入って他の病気の二次感染の原因にもなるとのこと。

さらに夏場はダニが活発になるため症状が強く出て、痒さのストレスから食欲不振、栄養失調になり、徐々に弱って死んでいくことが多いそうです。

 

6月18日:疥癬の野良猫を見かける

遊びに行った先でたまたま立ち寄ったコンビニの駐車場に猫がいました。

よく見ると毛が抜けていて地肌が見えている、ボロボロの状態。目ヤニがついて目も開けられず、野良なのに近付いても全く逃げません。

 

付近には猫缶詰の空き缶などが転がっていて、どうやらコンビニの店員やお客がエサをやっているようでした。

いつも人間にエサをもらっているから逃げないというのもあるでしょうが、逃げる体力もあまりなさそうに見えました。

 

変に人間に慣れすぎるとそのせいで虐待される場合もあるため、私は本来は野良猫を撫でたりエサを与えない派です。しかしそんな状態ながらもエサを求めてニャーニャー鳴いてくる猫を見て、ついコンビニでキャットフードを買って与えました。

 

ほとんどの野良猫は猫エイズや猫白血病にかかっていて、寿命を全うできる方が少ないでしょう。暑さや寒さで弱ったり、縄張り争いに敗れたことによるエサ不足、交通事故などで死ぬこともとても多いです。それらと同じく、疥癬などの病気で死ぬことも野良猫にはよくあることです。

 

しかし目も開かないまま必死でキャットフードを食べて生きようとしている様子を哀れに感じました。 また、疥癬は薬ですぐ治ることを知っていたこともあり、何とかしてやりたいと思いました。

  

6月20日:猫を捕まえに行く

野良猫を保護している団体をネットで検索して電話してみましたが、捕獲機などで猫を捕まえて連れて行かないと対応出来ないとのこと。

動物病院にも問い合わせてみましたが、薬だけの処方はしてくれず、こちらも実際に猫を連れて行かないとダメでした。

 

その時点でどこまでやるか少し迷いました。そこまでするなら最後まで責任持って飼ったほうが良いだろうとか、すでに我が家にいる2匹の猫たちと仲良くやれるのかなど。

ただ放っておくのも偲びなく、(当時はまだ結婚していなかったけれど)夫婦で相談して、結局捕まえて病院に連れて行くことを決断しました。

 

そしてもう一度猫がいたコンビニに。するとその日もいました。前日と同じ場所からほとんど動いていません。

上半身は毛が抜けて地肌が見えている有様です。コンビニ駐車場のすぐ裏手が公園なので下が芝生になっています。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

エサを与えて食べている間に捕まえてカゴに入れる作戦だったのですが、元々野良猫だったのでそう簡単には捕まえられず、触ろうとすると全力で逃げられてしまいました。

自分の家の猫はすぐ抱っこできるので、それに慣れていてちょっと甘く見過ぎていました。手もちょっと噛まれました。(疥癬は人間にも移るのでキッチン用のゴム手袋をしていきましたが、手袋が破れてしまいました。)

 

近くの植木の中に隠れてしまい、そうこうしているうちに日が沈んで暗く…これ以上続けるとさらに猫の体力を奪うことになったり、人間を警戒してエサを貰いにさえも来なくなると思い、その日は諦めて帰りました。

 

6月20日:ストロングホールドという薬を注文

疥癬が薬ですぐ治るということだけは知っていましたが、薬の種類や名称などは知らなかったので検索したところ『レボリューション』という薬が出てきました。

さらに調べていると成分が全く同じで名前だけが違う『ストロングホールド』という薬があることがわかりました。ストロングホールドはレボリューションのヨーロッパ向けの名称らしいのですが、なぜか値段がかなり安い。

 

市販薬ではなく本来は動物病院で処方されるものですが、前述の通り猫を捕まえて連れて行かないと動物病院では出してもらえません。そこで『うさパラ』という個人輸入代行サイトでその薬を注文しました。 

猫用ストロングホールド45mgは1箱6本入りで39ドル。今調べたら当時のレートは1ドル約104円だったので、1箱4,056円。1本あたりわずか676円です。

ちょっとその辺の店でランチを食べるくらいの値段で治ってしまうのです。

 

また疥癬の原因となるヒゼンダニ以外にも、ノミ、フィラリア対策が1回の投与でまとめて可能です。

妊娠中の猫にも利用できるほど安全性が高いそうで、これも安心でした。そもそも疥癬にかかっている時点でけっこう弱っているので、強い薬だと危ないかもしれません。

EU版レボリューション/ストロングホールド(猫用/2.6~7.5kg)

クーポンコード:RAND24H5

<クーポンの利用条件>
■2024年8月31日(土)まで有効
■お一人様1回限り (対象商品の複数注文可)
■他クーポンコードとの併用不可
■クーポン利用には会員登録が必要です
■一部対象外の商品あり

 

受注メールには「香港から出荷してシンガポール経由で日本に届く」との内容があり、到着まで10日~最大2週間くらいかかるような感じでした。

暑い時期だったのでその間に猫が死んでしまわないか心配でしたが、缶詰以外にもカリカリのキャットフードや水の入った皿なども置かれていましたし、疥癬は即死するような病気ではないのでひとまず待つことに。

 

※うさパラは一見怪しそうなサイトなのですが、全く違法とかではありません。今も定期的に利用しています。

 

6月26日:ストロングホールドが届く

注文から6日。薬は予想より早く届きました。

猫の疥癬の薬ストロングホールド

 

ストロングホールドの使い方

わかりやすいイラストで使い方を説明しています。とても簡単で、首筋に液体を垂らすだけの滴下薬です。

猫の疥癬の薬ストロングホールド使い方

 

6月26日:猫にストロングホールドを点ける

この日は日曜だったので早速薬を点けに行くことに。例のコンビニに行くと猫は相変わらず同じ場所にいました。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

顔面の毛も抜け、目ヤニで目が開かない状態。前足あたりの上半身まで疥癬の症状が広がっています。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

前回捕まえようとしたことはもう忘れていて、エサをやると寄ってきて食べ始めました。そして食べている間にアッサリ首筋に薬の滴下成功!

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

人慣れして見えますが、先日は捕まえようとして激しく抵抗され逃げられました。

しかしもし捕獲に成功していたとしても、経口薬を飲ませるのはハードルが高かったと思います。実際に捕まえようとして噛まれて手も怪我しましたし。

 

その点、ストロングホールドは皮膚に垂らすだけで使えて良かったです。

首筋の濡れている部分が薬を点けたところ。地面にこぼれることなく、すぐに皮膚に染み込んでいきました。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

皮膚が固まり、カサブタ状になっています。

猫は薬を点けられたことにも気付いていなさそうでした。皮膚が固まりすぎているせいで何も感じないのか、または痒みの方が強くて何も感じていないのかもしれません。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

7月27日:再び薬を点けに行くも猫がいない

薬でダニが死んでも卵が残っているため、完治させるためには投薬から3週間後にもう1回薬を点ける必要があります。

そこで3週間後に行ったのですが、猫はいませんでした。その後もう一度見に行きましたがその時もいませんでした。

最初の薬で元気になってどっか行ったのかと思い、そこまで心配はしませんでした。

 

8月11日:猫に2回目の投薬・ストロングホールドの効果!

前回、前々回はいなかったのですが、この日は普通に猫がいました。

そしてこの日、無事に2回目の薬を点けられたのでよかったです。

 

驚いたのが、ボロボロでカサブタ状に固まっていた皮膚が治って、すでに毛も生えていました。

しかも新しく生えた毛だけ色が違うので変なツートンカラーに(笑)三毛猫ならぬ二毛猫状態です。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

下半身は元からあった毛。疥癬で栄養状態が悪かったためか、日焼けしていたためかはわかりませんが、薄茶色になっています。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

以前ボロボロだった上半身にはすっかり毛が生えそろっていました。

一気に毛が生えて栄養が足りなかったのか元々年寄りだったのか、けっこう白髪も。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

相変わらず目ヤニは出ていましたが、ダニがいなくなり無事に目も開くようになっていました。

ダニが柔らかい部分の皮膚から噛むせいで目の周りや耳など、特に顔回りが重症になりやすいみたいです。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

食欲もすごい。缶詰の次はカツオのようなやつをむさぼります。ちゃんとした黒猫に戻れてよかった。

野良猫の疥癬(かいせん)をストロングホールドという薬で治療した時の話

 

しかし、たった676円の薬1回でここまで治るのかと効果にビックリしました。

そして薬が無ければ自然治癒はせず、自力で治すこともできなかったと思うので、あのままずっと痒い思いをしながら弱って、いずれ死んでいたのかと思うと悲しく感じました。

 

ただ本当に人と関わらずに生きている野良猫だった場合は自力でエサも獲れず、きっともっと早い段階で死んでいたでしょう。

こんなヒドイ状態になっても生きようとする猫がいて、こんなヒドイ見た目になっても可哀想に思ってエサや水をあげていた人たちがいたからなんとか生き残っていて、それで私がたまたま見かけて投薬できて治って…という感じの偶然が繋がった結果です。

 

私自身、全ての疥癬の野良猫に薬をやれるわけでもありません。たまたま見かけた猫だけにした単なる自己満足ではあるけれど、元気になってくれてよかったなと思います。

あとは引き続き野良猫として自由に生を全うして欲しいなと思い、それからは特に見に行っていません。

 

改めて、疥癬(かいせん)は薬ですぐ治療できる

最初に書きましたが、疥癬は1本数百円の、ランチ1回分程度の安い薬ですぐに治ります。実際に使ってみて予想以上の効果に本当に驚きました。

1回目の投薬から2回目の投薬までは約1か月半ですが、 実際の治療期間はもっと短いと思います。2回目の時点では毛がフサフサだったので。

 

またこの猫を見つけたのは夏だったので凍死することはありませんでしたが、冬だと毛が無い状態では凍死していたと思います。

夏はダニが活発になるため症状が酷くなるのと暑さによってジワジワ体力を消耗するデメリットはありますが、冬に毛がなかったり脂肪を蓄えられない野良猫はもっと短期間で凍死します。

 

ストロングホールド(レボリューション)は、1本でまとめてヒゼンダニ、ノミ、フィラリア対策が可能です。

妊娠中の猫にも利用できる安全性があり、すでに疥癬が進行して弱っている猫に使う場合でも安心です。

また捕まえたり経口で飲ませることが難しい野良猫でも、滴下でなら投与でき、なんとかできる可能性はあります。

 

どこででも買える市販薬ではないため少し入手の手間はかかりますが、このブログを読んだ人で、もし疥癬で苦しんでいる猫を見かけて何かしてやりたいなと感じたら、ぜひストロングホールド(レボリューション)を買ってみてください。

 

なお体重2.5kg以下の子猫や、マダニに感染している場合にはレボリューションプラス子猫用をどうぞ。ストロングホールドの効果に加え、マダニ対策もできます。

レボリューションプラス(子猫用/1.3-2.5kg以下)

 

EU版レボリューション/ストロングホールド(猫用/2.6~7.5kg)

クーポンコード:RAND24H5

<クーポンの利用条件>
■2024年8月31日(土)まで有効
■お一人様1回限り (対象商品の複数注文可)
■他クーポンコードとの併用不可
■クーポン利用には会員登録が必要です
■一部対象外の商品あり

 

ストロングホールドプラス(猫用/2.5-5kg)

 

ストロングホールドプラス(猫用/5-10kg)

 


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