大阪府堺市にある方違神社と反正天皇陵古墳にお参りしてきました。
神社と古墳はすぐ隣り同士にあり、神社の敷地内からも古墳が見えています。
ご利益のある2ヵ所のスポットを同時に巡れるのでお得です(^<^)
方違神社(ほうちがいじんじゃ)
方違幸大神(かたたがえさちおおかみ)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)などを祀る由緒正しい神社です。
方災除け、方除けなどと呼ばれる方位にまつわる災い除けのご利益があります。方忌の災いから身を守り、正しい方位である吉方へ導いてくれるのです。
特に『八方塞(はっぽうふさがり)』と言う、運気の悪い厄年の人には最適。
また普段の生活でも、就職、新築、引っ越し、旅行、入院など方位や移動に関することにご利益があります。
場所は南海高野線の堺東駅から徒歩10分ほど。地図ですぐ下に見えているのが反正天皇陵古墳です。
駅から特に迷うこともなく神社に到着。
神社の中が近道になっているようで、通り抜けていくだけの人もたくさんいました。
方違神社の由来
入ってすぐのところに方違神社の説明があります。
大阪がまだ摂津、河内、和泉と分かれていた昔、その三国の境界に建っていたため方角の無い聖地であると考えられ、方災除けの神として信仰されたとのこと。
このあたりの地名の『三国ヶ丘』の由来もそこからきています。
ちなみに堺市の由来は三国の『境』だったことであり、市章はその由来を受けた『市』の文字を3つ組み合わせたデザインとなっています。
堺市のマンホールの真ん中部分が市章です。
社殿
方違神社の社殿です。2017年に建て替えられたばかりだそうで、とてもキレイでした。
親子連れがお参りに来ていました。地域で親しまれていますね。
お守り・お札
交通安全など一般的なお守りの他、方違神社ならではの方災除け、八方除けのお守りが売られています。
私たちは八方除けのお守りを購入しました。八角形の金属の棒タイプ。金色と銀色がありますが効果は同じです。
なお普通のお守りタイプの方災除けとも効果は同じとのこと。
また粽(ちまき)も方災除けの御利益があると古来より伝えられています。
粽のお札は家の中の悪い方角に貼ると良いそうです。
絵馬
方違神社オリジナルの絵馬です。八角形で青龍、朱雀、白虎、玄武の四神が描かれています。ご利益ありそう。
こちらは粽の絵馬。方違神社では毎年5月に粽祭が行われており、絵馬の女の子はその時のお稚児さんの恰好です。
これは社殿を建て直した記念絵馬。
境内の別の神様
方違神社の境内には別の神様もたくさん祀られていたので一緒に参拝です。
神明神社。
末次大明神。後ろには他にもお稲荷様がたくさん。
楠木姫大神。
反正天皇陵古墳(はんぜいてんのうりょうこふん)
方違神社をお参りし、そのまま古墳へ向かいます。これは神社の境内から見える、古墳の後方である円の部分です。
神社の南側から出て、古墳を横目にしばらく進むと『てくてくろーど』という舗装された歩道が現れます。サイコロの意味は謎のままですが、そのまま進むと拝所に到着します。
拝所
これが拝所、つまり拝むところです。世界遺産になった仁徳天皇陵古墳同様、反正天皇陵古墳もこの門の前までしか立ち入ることはできません。
丘か森にしか見えない古墳を拝んで終了。天皇家のお墓なので仕方ありませんが、古墳観光がいまいちメジャーにならないのはこういう地味なところでしょうか。
建てられたばかりの頃は海から見える巨大な丘で権力の象徴だったそうですが、今や周りを住宅に囲まれてしまっています。
看板など
堺市が設置した古墳の説明看板です。5世紀中頃に建てられた前方後円墳で、墳丘長148m、田出井山古墳(たでいやまこふん)とも呼ばれる、などの情報がわかります。
宮内庁による立て札。物々しい雰囲気です。
こっちは普通の看板。しかしゴミ捨て禁止の看板も宮内庁と書いてあるだけでインパクトがあります。
ここからまた10分ほど歩くと、堺東駅の南側まで戻ってこられます。
堺東は地元民には『ガシ』の愛称で呼ばれている大きい駅で、飲食店もたくさんあります。軽く飲んで帰るのもいいですよ。
八方塞がりの厄年の方、転居の予定がある方などは、方違神社と反正天皇陵古墳のダブルパワースポットにぜひ行ってみてください(^<^)
最後に、堺東駅の東口から方違神社へ行くまでの道で見かけた地下道の入口です。
ドラえもんのガリバートンネルそっくりでビックリしました。
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