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年末大掃除はもう古い!現代では夏と冬の『中掃除』2回に分けるのがオススメ


この三連休に年末の『中掃除』をしました。

我が家では年末の大掃除はせず、夏と冬にそれぞれ1回ずつ中掃除をしています。 というのも年末にまとめてする大掃除は、実は現代の生活スタイルでは非効率的な部分が多々あるからです。

ただでさえ仕事や家事で忙しい年末。もし大掃除が毎年大変だなと感じている方は、時短にもなるのでぜひ夏と冬の中掃除2回に分けてみてください(*^▽^*)

 

 

そもそもなぜ年末に大掃除をするのか?

大きくは2つの理由があるようです。

 

1、儀礼的・宗教的な意味合い

昔は今以上に『新年』が重要だったからです。きちんとお清めした家に年神様をお迎えするという儀礼的・宗教的な意味が強かったのです。

 

2、休みの都合

昔の生活スタイルでは正月以外にまとまった休みがあまり無かったため、普段掃除できないところまでしっかり掃除できるタイミングが、年末くらいしかなかったからです。

 

大掃除のルーツ

昔は炊事に囲炉裏やかまどを使っていたので、その煤を払う『煤払い(すすはらい)』という作業が大掃除のルーツだそうです。 

今以上に儀礼的なことや宗教的なことを重視していたことや、当時の生活スタイルからすると、年末の大掃除は理にかなった習慣だったのですね。

 

この新書『日本人のしきたり』では、今では形骸化している様々な年中行事や伝統行事の由来や意味を説明しています。

読むと「へー」となるので、暇な時にオススメです(笑)

 

現代では大掃除を夏と冬に分ける方が効率的

しかし現代ではどうでしょうか?今や囲炉裏やかまどがある家自体がかなり少数派でしょうし、お正月くらいしか連休がないという人も少ないと思います。

『普段掃除できないところを掃除する』という部分では同じですが、その中身は実は全然違っています。

 

昔は一番効率が良かった方法でも、時代とともにいつの間にか非効率になっていることは非常に多いです。

仕事でも何年も前のルールや慣習が更新されないまま適用されていたり…「何でこんな無駄な方法でやっているんだろう?」ということ、ありますよね?(-_-;)

 

前置きが長くなりましたが、私は現代の大掃除は夏と冬の2回に分けるのが効率的だと考えて実践しています。

年1回の大掃除を2回に分けるので、実際には1回分は『中掃除』くらいのボリュームです。1回分のボリュームが小さいのと、半年ごとの短いスパンで掃除するので、汚れもそれほど溜まらず家事の時短にもなります。

 

回数は2回でも、かかる手間は年末の大掃除1回より減っているハズ…!

というわけで夏と冬、それぞれ重点的に掃除する箇所を説明します。

 

夏に掃除した方がいいポイント

油汚れのある場所

主にキッチンのガスコンロや換気扇周りです。電子レンジ内なども。

油は冷えると固まり、暖めると溶けます。そのため気温が高い夏の方が、より簡単に油汚れを落としやすいのです。

またお湯を出して掃除する場合でも、元々の水温が高い夏の方がガス代などの光熱費が安く済みます。油汚れは落ちにくい冬に無理して掃除するより、夏場に効率的に片付けましょう(^^♪

 

水を使う場所

主にお風呂場や洗面所、シンク、洗濯機などです。

これも気温や湿度高いほうが石鹸カスや洗剤カスが溶けやすいことと、お湯を使う場合でも光熱費が安くなることが理由です。

掃除の後の乾燥時間も短いので、カビの繁殖も防ぎやすいです。夏場なら水で掃除しても冷たくないのがいいですね(^<^)

 

床(フローリング)

人間の皮脂も油なので、気温が高いほうが落としやすいです。

油は何もキッチンの床だけではありません。家の中で裸足で歩いている場合は、実は床にけっこう足裏の皮脂が付いています(^-^;

ワックスをかける場合も夏の方が乾燥時間が短いのでオススメです。

 

布製品の洗濯

カーペットやラグ、布団やシーツなどの洗濯はやはり夏が効果的。

フローリングと同じく、気温が高い方がカーペットやシートについた皮脂が溶けやすいことと、乾きやすさからも最適です。 

 

冬に掃除した方がいいポイント

ホコリが溜まる場所全般

特に高いところのホコリです。照明器具の傘、カーテンレールや鴨居の上など…

湿度が高い夏場は、ホコリが湿気を吸い込んでしまうので少し取りづらいです。乾燥している冬の方が楽に取り除けます。

 

ただし湿度が低いと宙に舞いやすく落ちるまでに時間がかかるというデメリットもあります。なるべく空気を揺らさないように窓も開けずに、上の方から下の方へ順番に掃除するのがオススメです。

舞い上がったホコリは下に落ちるまで9時間くらいかかるそうです(*_*)

 

冷蔵庫

冷蔵庫内の食品を外に出しておいても傷みにくいので、気温の低い冬がオススメです。

また開けっ放しで掃除しても夏ほど冷蔵庫内の温度が上がらないため、少しですが電気代の節約にもなります。

 

カーテン

カーペットと同じく洗濯後に乾きやすい夏が最適だと思うかもしれませんが、カーテンだけは冬の洗濯をオススメします。

洗ったあとそのままカーテンレールに取り付けるだけでOK!暖房をつけておけば勝手に乾いてくれて、さらにその間は加湿器としての役割もしてくれるのです(^_-)-☆

 

エアコン

これも同じくフィルターを掃除した後、濡れたまま取り付けて暖房運転しています。

早く乾いてカビ対策にもなります。

 

汚れの種類によって掃除の季節を考える

以上、夏と冬それぞれの中掃除ポイントのご紹介でした。

その掃除は気温や湿度が高いほうが効率的なのか、低いほうが効率的なのか?それを考えると掃除が楽になります(*^_^*)

夏に時間がない場合はゴールデンウィークでも、普通の2連休でも大丈夫ですよ。

 

ちなみに猫たちは掃除機の音がうるさくて嫌だったようです。

中掃除の最中、2匹とも布団の中に潜って寝ていました。

大掃除は冬ではなく夏がオススメ

 


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