先日、iPhoneで撮影した写真をパソコンに移動させた際に、『.HEIC』という見慣れない拡張子になっていることに気付きました。
いつもの画像ファイルのアイコンと違う…いわゆるファイルを開けるソフトがない時に表示されるやつです。
HEICって何?というところから、WindowsのパソコンやMacでHEICファイルを開くためにどうすればいいの?というところまで。
ちょっと調べるのに苦労したので、解決方法を書いておきます。
- 拡張子『.HEIC』とは?
- 【追記】方法4:Windows10拡張機能をインストール
- 方法1:iPhoneとパソコンを直接ケーブル繋いで画像を移動させる
- 方法2:フリーソフト・アプリで『.HEIC』を『.JPG』に変換する
- 方法3:そもそも『.HEIC』で撮影しない
- オススメは1番の方法
拡張子『.HEIC』とは?
ヘイク?ヘイック?読み方はわかりませんが、iOS 11以降(iPhone7以降)で採用されている、写真ファイル用の拡張子です。(追記:ヘイクらしいです)
iPhone7以降のスマホで撮影した写真はデフォルトで『.HEIC』で保存されています。
私は最近iPhone5SからiPhone7に替えたので、拡張子が変わっていることに全然気づいていませんでした(^_^;)
HEICのメリット
『.JPG』『.JPEG』などに比べて写真の容量が小さいというメリットがあります。
高画質なまま容量だけ小さくなるので、スマホのストレージがすぐいっぱいになる人にとってはありがたいですね。
HEICのデメリット
『.JPG』『.JPEG』などに比べて汎用性が低いことがデメリットです。
HEICの写真はiPhone上で見る場合には何も気にしなくていいんですが、今のところWindowsのパソコンでそのまま見ることはできません。
私のようにiPhoneで撮った写真をいったんパソコンに移してパソコンでブログを書く場合などは、JPGやJPGEに変換しないといけないのです。
スマホからブログを書いたりSNSに投稿する分には、画像をアップロードする時にWebサービス側で勝手にJPGに変換してくれるので大丈夫です。
画像の容量が小さくなるメリットを考えると、なるべくiPhone上の写真はHEICで撮影しつつ、楽にパソコンで使えるようにしたい…
というわけで解決方法です。3つの方法があるので自分に合ったやり方で!
【追記】方法4:Windows10拡張機能をインストール
MicrosoftがWindows10用の拡張機能を公開しました。無料なのでWindows10の人はこれを使うのが一番早いと思います。
- 以下のリンクを開いて右側の『入手』をクリック
- ポップアップが出るので『Microsoft Storeを開く』をクリック
- Microsoft Storeで再度『入手』をクリック
- サインインしてアプリを複数デバイスで使用するかと聞かれるので『必要ありません』をクリック
- ダウンロードとインストールが開始され、数秒待つと完了
なおWindowsのアップデートで拡張機能がダウンロードされている場合、3で『この製品はインストール済みです』と出るようです。ただしダウンロードだけでインストールされていない可能性があるため手順通り進めてください。
方法1:iPhoneとパソコンを直接ケーブル繋いで画像を移動させる
普段からiPhoneとパソコンをケーブルで繋いでバックアップを取っている人にとっては、たぶんこれが一番楽です。
iPhoneを繋いで状態で、Windowsのフォルダ(ドキュメントなど)を開き、以下の順番にフォルダを開いていきます。
『 PC > (自分のiPhoneの名前) > Internal Storage > DCIM > 100APPLEなど(人によって違います)』
いったんGoogleドライブなどにアップロードした場合は『.HEIC』で表示されるのですが、この方法だと『.JPG』で表示されるからです。
あとは普通に写真をパソコン上にコピペやドラッグをするだけでOKです。
画面はWindows10。すべて『.JPG』で表示されています。
目的の写真を見つけにくいデメリットも…
ただしこの方法には1つデメリットがあって、目的の写真を見つけにくい場合があります。
私の場合は、『DCIM』フォルダ内に『100APPLE』、『101APPLE』というフォルダが順番に作られていて、その中にそれぞれ写真が保存されています。
最新のフォルダは『106APPLE』なのですが、1フォルダ内に入っている写真の枚数が多いので、慣れるまではなかなか探しづらかったです。
またiPhone上で編集した写真は、編集前の状態で表示されています(画像を回転させても回転前の向きになっているなど)。
ファイル名も『IMG_数字』のものと、iPhone上で編集した場合に付く『IMG_E数字』のものなどが混ざっていて、けっこう順番がわかりにくいこともあります。
さらにアプリ内のカメラ機能で撮影したものは、アプリによって異なったファイル名が付けられます。『JBQN4776』とか。
写真の編集や、アプリから撮影することが多い方はちょっと探しづらいかもしれません。
一応、DCIMの検索窓に半角で『 * 』(アスタリスク)を入力して検索することでフォルダ下部に撮影順に写真が表示されるという方法で対応は可能です。
Apple コミュニティ:DCIM写真フォルダ内がバラバラになる
ただ写真の枚数が少ない場合はこの方法でいいのですが、写真が何千枚もある場合は、全写真の表示自体に時間がかかるのでちょっとめんどうかも…(;^_^A
慣れれば簡単に見つけられるようになるとは思いますが、見つけにくい場合はまずは並んでいるパターンを把握するのがオススメです!
方法2:フリーソフト・アプリで『.HEIC』を『.JPG』に変換する
パソコンの場合
私は最初1番の方法に気付かず、毎回Googleドライブにアップロードしたファイルをダウンロードし、それをJPGに変換する、というちょっと手間のかかる方法を取っていました…
変換にはFonePaw社が提供してくれている、『HEIC変換』というフリーソフトを使っていました。
ファイルをドラッグして一括で変換できるので、ケーブルで繋げない場合などにはこれはこれで便利です(そういう状況はあんまり無いと思いますが)。
これ以外にも、パソコンで使える同様のフリーソフトはたくさん出ているようです。
使いやすいやつを探してみても良いかもしれません。
iPhoneアプリ
メールで他の人のパソコンに送った画像が開けないと言われた場合などは、JPGに変換した画像を送りなおしてあげる方がいいかもしれません。
こちらはHEIC画像の変換に対応したiPhoneアプリです。レビューの評価も高いのでお試しください(*^▽^*)
方法3:そもそも『.HEIC』で撮影しない
別に写真の容量を気にしないとかJPGを愛しているという場合は、以下の手順で最初からHEICで撮影しない設定に変更できます。
- iPhoneの『設定』を開く(歯車のアイコン)
- 『カメラ』を開く(真ん中の方にあります)
- 『フォーマット』を開く
- 『高効率』にチェックが入っているので、『互換性優先』に変更
これで、次から撮る写真は拡張子が『.JPG』になります。
容量256GBのiPhoneを使っているとか、定期的に写真をパソコンに移動させてiPhoneからは消しているといった人はこれが楽かもしれません。
オススメは1番の方法
以上、WindowsのパソコンでHEICファイルを開くための方法でした。
今後HEICがもっと普及すれば、パソコン側で対応されて何もしなくても表示できるようになると思いますが、とりあえずはこれらの方法で対処しましょう。
個人的には『1:Phoneとパソコンを直接ケーブル繋いで画像を移動させる』がオススメです。
ほとんどの場合はすぐに写真が見つかりますし、ドラッグ&ドロップするだけでとても楽なので!
ちなみに私はパソコンを使うたびにほぼ毎回iPhoneを同期させていますが、何ヵ月も同期させてないという人もいるそうですね。
中には付属品の純正ケーブルが壊れたので100均で充電専用のケーブルを買ったらデータ通信できなくなったなどの話も聞きます(^▽^;)
バックアップの観点からも定期的に同期した方がいいので、ケーブルが無い人はこの機会にデータ通信用のものを一つ用意することを推奨します!
もし写真を見つけること自体に時間がかかってしまう場合は、『対策2:フリーソフトで『.HEIC』を『.JPG』に変換する方法』も活用してください。
他にもっと良い方法があればまた追記します(^_-)-☆
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