Google ChromeでYoutubeの埋め込み動画を再生しようとすると、エラーが発生するようになりました。
どうやらCookieが原因のようで、色々試した結果解決できました。備忘録として対処法を記載しておきます。同じ不具合が起きている人は参考にしてください。
エラーの状況
この画面が表示され、埋め込み動画を再生できません。
エラーメッセージです。
エラーが発生しました。しばらくしてからもう一度お試しください。（再生ID: ……）
詳細
解決の手順
1：Google Chromeの設定『プライバシーとセキュリティ』を開く
Chromeの『設定 ＞ プライバシーとセキュリティ ＞ Cookie と他のサイトデータ』とクリックしていきます。
または以下のアドレスをコピーしてChromeのアドレスバーに貼り付けます。
chrome://settings/cookies
2：『サードパーティのCookieをブロックする』に変更
デフォルトでは『シークレットモードでサードパーティのCookieをブロックする』になっているので、『サードパーティのCookieをブロックする』に変更します。
これでYoutubeの埋め込み動画が再生されるようになります。再生しない場合はページを再読み込みしてください。
Cookieを削除する方法
一応Cookieの削除でも動画は再生されるようになりますが、Cookieが溜まるとまた同じエラーが発生します。
またCookieを消すとログイン中のWebサイトからログアウトされて面倒なのであまりオススメではありません。
ちなみにこのエラーは最近発生し始めたため、Chromeのアップデートが原因ではないかと思われます。
Googleは2022年までにChromeでのサードパーティのCookie利用をできなくし、コホートと言う技術に切り替えるそうです。
その準備のための機能がアップデートで追加され、埋め込み動画の不具合が起きたのでしょう。
今後のアップデートで不具合が修正されると思いますが、それまではCookieの設定変更で対応するのが良さそうです。
原因の切り分け方法
私の場合はCookieが原因でしたが、それ以外の原因で同じエラーが表示されることもあるようです。今回行った原因切り分けの方法です。
Youtubeで再生できるか確認する
同じ動画を埋め込みではなく、Youtube上で再生できるか確認します。
問題なく再生できたので埋め込み動画でのみ発生しているエラーだということがわかりました。
別のブラウザで確認する
Chrome以外のブラウザでも同じエラーが発生するか確認します。
今回はEdgeで確認したところ問題なく再生できたので、Youtube自体の不具合などではなく、Chromeに起因する確率が高まりました。
Chromeの拡張機能を停止する
セキュリティ対策や広告ブロック系の拡張機能が入っている場合にエラーが起きることがあるようです。
そういった拡張機能は入れていませんが、念のため全て停止してみました。しかし変わらずエラーで再生できず拡張機能の問題ではありませんでした。
拡張機能の設定変更はChromeの『設定 ＞ 拡張機能』で開きます。
または以下のアドレスをコピーしてChromeのアドレスバーに貼り付けます。
chrome://extensions
シークレットモードで確認する
Chromeのシークレットモードで確認したところ問題なく再生できました。
Youtube自体の不具合ではないことが確実になり、キャッシュやCookieの問題かなとイメージできました。
シークレットモードは『Ctrl + Shift + N』で開けます。
開発者モードでConsoleを確認する
通常のChromeとシークレットモードのそれぞれで開発者モードを開き、動画の再生ボタンをクリックした際の動作を『Console』で確認しました。
通常のChromeではYoutubeサーバーへのアクセスができず403エラーが出ていました。エラー後の再アクセスを3回繰り返し、4回目で諦めてエラーメッセージが表示されます。
シークレットモードと通常モードの違いはサードパーティのCookieをブロックしているかどうかだったので、設定変更することで解決できました。
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