前々から一般参賀に行ってみたいなと思っていたところ、2016年8月に『象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば』がありました。
そのためなるべく早めに行こうと計画し、2017年12月23日の天皇誕生日の一般参賀に大阪から行くことができました。
退位が2019年4月30日と決まったため、今上陛下の一般参賀は2018年の天皇誕生日と、2019年新年一般参賀(1月2日)の残り2回…
私たちと同じく東京以外の地方から行こうと思っている方は、行き方など参考にしてみてください(>_<)
- 一般参賀の朝は早い
- 地方からの参加は前泊がオススメ
- 午前9時20分:一般参賀のスタートは東京から
- 午前9時30分:日の丸は途中で貰える
- 午前9時40分:持ち物検査場を通過
- 午前10時10分:皇居内を進む
- 午前10時15分:一般参賀が行われる『長和殿』へ到着
- 午前10時24分:1回目の天皇陛下のお出まし
- 午前11時00分:2回目の天皇陛下のお出まし
- 午前11時20分:靖国神社へ向かう
- 午後12時15分:靖国神社に到着
- 皇居のお土産
- 大阪から初めて一般参賀・靖国神社に行った感想
一般参賀の朝は早い
一般参賀で天皇陛下の『お出まし』は3回あり、すべて午前中です。
- 第1回 午前10時20分頃
- 第2回 午前11時頃
- 第3回 午前11時40分頃
しかし天皇陛下のご体調次第では回数が減る場合もあるとのことなので、確実に参賀するためには朝イチで行く必要があります。
1回目に行き、そのまま残って2回目で前の方に移動、3回目は状況次第で決めるというプランがリスクが少ないのです。
地方からの参加は前泊がオススメ
私たちは大阪から行くので、朝イチで皇居に行くために前泊しました。
結果的にこれは正解でした。遅くとも朝9時半ごろに東京駅に到着できない地域から行く場合は、前泊しないと厳しいと思います。
トーキョーブックマークで見つけた、『丸の内ホテル』に1泊するプランに申し込みました。往復の新幹線代とホテル代×2名分で71,600円です。
割と高いような感じはしますが、新大阪から東京駅は2人分の新幹線代の往復だけで54,480円します。それを差し引くとホテル代は2人で17,120円。
丸の内ホテルは東京駅から徒歩2分くらいのかなり良いホテルで、普通に泊まると3万円弱するようなのでお得に泊まれました。
今回トーキョーブックマークを初めて使ったのですが、ホテルと新幹線の予約を一括で済ませられるのがかなり楽だったので、次回東京に行くときもまたトーキョーブックマークにすると思います(*^_^*)
丸の内ホテルの場所
午前9時20分:一般参賀のスタートは東京から
せっかくなので朝の東京駅も少しだけ見て行くことにしました。
人のことは言えませんが観光客だらけで、そこかしこで写真を撮っています。私もおのぼりさんらしく写真を撮りました。
東京駅で写真を撮っていて気付いたのですが、何やら皇居の方へ向かう人の流れができていました。
これはどう見ても一般参賀に行く人たちです。迷わないように事前に皇居への行き方をけっこう調べていたのですが、『とりあえず東京駅に行ってそれっぽい人について行けば大丈夫』ということがわかりました。
それっぽい人はカメラを持っていたりするのですぐわかります。またなんとなく人の流れができているので、本当にすぐわかると思います。
現在地:東京駅の西側
午前9時30分:日の丸は途中で貰える
人の流れに身を任せ進んでいくと、どんどん行列が増えていきます。
途中にはボランティア?で日の丸を配っている方々が。私たちも貰いました。
日の丸を掲げ、ますます気持ちが一般参賀に向かっていきます。
ちゃんとした国旗を自前で用意している人もいましたが、ほとんどの人はここで貰った紙製の国旗です。紙製と言えど日の丸を手にして、一般参賀に行くぞという気持ちが強まります。
警備や交通整理をする警察官もたくさんいました。
皇居の手前あたりになるとかなり混雑します。これは信号待ちです。
意外と日本人以外にも、欧米系やアジア系の外国人もたくさん来ていました。
単純に観光として来ているのでしょうか?
現在地:東京駅の西側をさらに西に進んだ道
午前9時40分:持ち物検査場を通過
途中で持ち物検査をする箇所があり、ペットボトルなどの飲食物を持っている場合はここで飲み切るか捨てて行く必要があります。
テロ対策なのか、ゴミのポイ捨てを防止するためなのかは謎。どっちもかな?
持ち物検査場を抜けると、アスファルトから砂利道になります。
このへんは入った順に列に誘導されるので、列ごとにちょっとずつ進んでいきます。
ただしそれほど渋滞することはなく、ゆっくりですが確実に進んでいきます。
都会の通勤ラッシュとか、花火大会とかの方が普通に混雑している感じ。
現在地:皇居前広場の横の砂利道
午前10時10分:皇居内を進む
といってもすでに皇居の敷地内ではありますが、橋を渡ったのでちゃんと中に入ったような気持ちになりました。
二重橋という有名な橋だそうです。
門を抜けます。お城時代の門。
伏見櫓と書いています。このあたりも城の面影がしっかり残っています。
右手には高層ビル群が。江戸時代の武士が見たら驚くでしょう。
大阪城のすぐそばにも大阪ビジネスパークというオフィス街があって、少し景色が似ています。
現在地:二重橋を渡って伏見櫓を左に見る道
午前10時15分:一般参賀が行われる『長和殿』へ到着
いよいよ到着しました。天皇皇后両陛下はこの『長和殿』という建物のベランダにお出ましになります。
この時点ですでに人がたくさんいて、けっこう後ろの方に並ぶことに。
ちなみに一番後方には国旗などを用意して来ている熱心な方々が陣取っていました。
午前10時24分:1回目の天皇陛下のお出まし
いよいよ登場です。みんなテンションが上がって日の丸を振り回し、一番後方の熱心な方々は天皇陛下万歳と叫びます。
ここは一緒に日の丸を掲げたり万歳と叫ぶ方が楽しめます(>_<)
人のことは言えませんが、みんな写真を撮ろうと必死で、かなり邪魔です(-_-;)
1回目は望遠レンズ(70-300mm)でがんばってもこんな距離感でした。
人の手やカメラ、スマホなどでほとんど前は見えません。
1回目終了後、帰る人たちと前に進む人たちで大混雑する中、私たちは前方に移動しました。
ここは本当に混雑するので要注意です。人混みで気分が悪くなった人もいました。
午前11時00分:2回目の天皇陛下のお出まし
1回目終了後にだいぶ前方に移動できたので、2回目はこの距離感です。
天皇皇后両陛下。望遠レンズは70-300mm。
皇太子同妃両殿下。
秋篠宮同妃両殿下と眞子内親王殿下。
天皇陛下のありがたいおことば。
この日本国の象徴であらせられる天皇陛下と、わずかこれだけの距離までお近づきになれたことは日本国民として良い記念になりました。
私が生で見た有名人ランキング1位の座は、この先もずっと塗り替えられることはないでしょう。
2回目のお出ましも前の方に背の高い人がいたりずっと手を挙げ続けている人がいたりで、なかなか見づらい部分はありましたが、おおむね満足できました。
そして何より疲れたので3回目は参加せず、次の目的地である靖国神社へ向かうことにしました。
現在地:長和殿前の広場
午前11時20分:靖国神社へ向かう
靖国神社へ行くため、帰りは皇居内を入った方向とは逆方向に進んで行きます。
宮内庁庁舎。
櫓。
午後12時15分:靖国神社に到着
途中休憩も挟んで、約55分くらい。思ったよりも歩きました。
東京の地理がまったくわからないので皇居を突っ切るのが早いように思いましたが、もしかしたら戻って地下鉄とかに乗った方が良かったのかもしれません。
靖国神社内には遊就館(ゆうしゅうかん)という宝物館もあります。
せっかくなのでこちらも見学。
現在地:靖国神社
帰りは市ヶ谷という駅から電車に乗りました。
皇居のお土産
皇居内にある『楠公レストハウス売店』で、皇居参観の記念のお土産を買うことができます。
私たちはそのまま逆方向の靖国神社に行く予定だったため、店には行かず後日通販で購入しました(通販の場合はFAXのみなので少し不便です…)。
朝8時30分から開いているので、時間に余裕があれば一般参賀前に行くことも可能です。
皇居銘菓菊最中
菊の御紋をかたどったやんごとなき最中です。実家にも送ったところ、母がご近所のおじいちゃんおばあちゃんたちにもお裾分けして非常にありがたがられたそうです。
お土産のルーツはお伊勢参りだという説があります。お伊勢参りに行けない人が、行く人に旅費を援助する代わりに宮笥(みやげ)というお札を貼る板を買ってきてもらったのがはじまりだそうです。
若者であれば、本気で行こうと思えばある程度どこへでも行ける現代…健康や体調といった理由で皇居参観に行きたくても行けないお年寄りなどへのお土産こそ、本来の意味でのお土産のような気がしました(>_<)
菊模様入夫婦箸 箸置付(小梅・小桜)
菊の御紋が入った夫婦箸です。これは毎日使っています(*^_^*)
大阪から初めて一般参賀・靖国神社に行った感想
始発の新幹線で行くことも考えましたが、朝早いので前泊して正解でした!
また一般参賀に向かう人が東京駅の時点でたくさんいたので、最初に心配していた道に迷ったりということは全くありませんでした。
一般参賀では人混みを歩くので疲れますが、それでも天皇陛下の登場シーンは自然と盛り上がります(>_<)
2回目まで粘ってよかった!
靖国神社も一度は行ってみたいと思っていたので行けて良かったです。
ただし東京の地理が分からない分、余計に歩き疲れた感じはしました。もっと路線などをしっかり調べて、最短ルートを進めていればなお良かったかなとは思います。
まとめると『一般参賀に行くだけなら東京駅に行けば大丈夫、ただし帰り(次の目的地まで)のルートをしっかり調べる』という感じです!
一般参賀自体は午前中で終わるので、午後から観光する場合はなおのこと。
地方から一般参賀に行く予定の方は、よかったら参考にしてください(^_-)-☆
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