京都で着物デートをしました!
レンタル着物で銀閣寺から法然院、南禅寺まで哲学の道沿いをブラブラ町歩きしました。
3月は着物でも過ごしやすい気候で、4月は哲学の道が桜並木道に。5月になるとかなり汗ばむので、着物で京都観光をするなら春がオススメです。
京都に行くなら今?
コロナウイルスの影響でインバウンド観光客が激減している昨今。普段は人だらけの京都も例に漏れずガラガラだそうです。
しかし今でこそ京都のどこへ行っても人だらけですが、私の記憶を辿ると少なくとも10年ほど前はここまで観光客は多くなかったはずです。
ここ数年の京都は明らかにキャパオーバー。四条などは毎週祇園祭をやっているのかというくらい混んでいます。
そう考えるとこんな時くらいしかまともに京都観光できる機会は無いのかもしれません。そうだ京都、行こう。
本来は不要不急の外出は控えた方が良いのでしょうが、街に人が少ないなら感染リスクも下がっているような気はします。どうなんでしょうね?
着物レンタル店の選び方
京都には着物レンタルのお店がかなり大量にあります。どの店を選べばいいか迷うかもしれませんが、競争が激しいので料金やサービスにあまり差はありません。
基本的にはどこでもOKで、目的や行く場所に応じて決めると良いと思います。
- カップルで着物デートをするなら男性の着物もたくさんあるところ(男性用プランがあるなど)
- 目的地に近い店
- 目的地までの交通の便が良い駅、バス停の近くの店
- 返却時間に余裕がある店
- 割引サービスのある店(早期予約で安くなるなど)
銀閣寺への行き方
銀閣寺に行くにはバスが一番安くて便利です。京都市バス『銀閣寺道バス停』から650mほどです。私たちは四条の方の着物レンタル店で着付けをしてもらったので、そこからバスで銀閣寺へ向かいました。
京阪本線の終点『出町柳駅』からも2.3kmなので歩こうと思えば歩けますが、慣れない着物だとちょっと辛いのでバスを利用する方がいいでしょう。
銀閣寺道バス停を降り東(車の進行方向)に少し進むと、白川通今出川という大きい交差点があります。
その信号を渡ると『哲学の道』の看板があります。哲学の道とは琵琶湖疎水沿いにある遊歩道のことで、ここを通って行くと銀閣寺の参道に着きます。
小川に沿った石畳の遊歩道をテクテクと歩いていきます。散歩にはとても良い道。
銀閣寺西橋を越えると銀閣寺橋という小さい橋があるので、そこを直進すると銀閣寺の参道です。
慣れない着物ですでにちょっと疲れたので、門のすぐ前にある松葉屋というお店で早くも休憩しました笑
良い陽気の日だったので抹茶ソフトクリームがかなり美味しい!ウエハース替わりに八ツ橋が乗っているのが京都感出てます(*^▽^*)
銀閣寺
ソフトクリームを食べていよいよ銀閣寺の中へ!
ちなみに銀閣寺の正式名称は『東山慈照寺』です。門のところに書いてますね。
キレイに整備された道を通ります。この参道は『銀閣寺垣』と言うそうです。
入るとすぐに『向月台』という謎の砂山があります。非常にキレイに盛られています。
高さ180cmくらいあってけっこう大きいです。
幼稚園のころは毎日のように砂山と泥団子を作っていました。
あのころこんな砂山を作れていればなぁ…
隣には同じく、砂を盛って作られた『銀沙灘』が。
枯山水的な感じでしょうか。毎日こんなに丁寧に砂を盛るのは大変そうです。
こちらは『東求堂』という建物です。建立当時の建物で、国宝になっているそうです。
侘び寂びを感じる…気がする…
緑の苔にピンクの椿が落ちてキレイでした。
椿の花言葉は『謙虚な美徳』だそうで、銀閣寺にピッタリ。
境内はぐるっと一周できるようになっていて、展望所から全体を一望できます。
全体を見るとさらに良さが分かります!とてもキレイにまとまっていて、庭園としても素晴らしいのです。改めて良いところだなーと感じました。
そしてメインの『観音殿・銀閣』です。こちらも国宝です。
社会の教科書で見た通りの写真が撮れたと思います!
小学生のころは金閣に比べて地味だとか銀色じゃないとか思っていましたが、大人になると良さが分かる気がします。
侘び寂びを感じた記念を残し銀閣寺を後にします。
法然院
法然院は哲学の道近くにある有名なお寺です。茅葺の山門や美しい石畳などがあり、とても静かな空間が広がっています。
銀閣寺の門からまっすぐ南に500mほど下るのが法然院への最短ルートですが、かなり細い住宅街の生活道路を通ることになります。
銀閣寺橋まで戻って哲学の道沿いを通るほうが楽しめると思います。
立派な茅葺の山門です。
山門をくぐって境内へ。拝観時間は午前6時から午後4時までで、特別な行事がなければ参道を自由に見てまわって良いそうです。
山門を入ると、道の左右に『白砂壇』という波紋が描かれた盛り砂があります。
水を意味しており、この間を通ることで清められるのだそうです。
石畳と、その隙間に生えている苔が美しい!
私たちが行ったときは他の観光客がほとんどおらず、とても静かでした。
静寂を感じる空間…永遠に続きそうな感じさえします。
再び侘び寂びを感じつつ法然院を後にします。
南禅寺
南禅寺は境内の各所が国宝や重要文化財に指定されている由緒正しいお寺です。境内にレンガ造りの水道橋『水路閣』があることでも有名!
法然院から南に1.6kmくらいのところにあります。私たちは歩いて行きましたが、ちょっと遠くて疲れたので行くならタクシーの方が良いかも。
南禅寺の中心である法堂です。参拝客がとても多かったです。
しかしそれ以上に多いのが、このレンガ造りの水道橋『水路閣』を見に来た人たち!
関西電力のCMにも使われているめちゃめちゃ有名なやつ。なかなか他では見られない建造物です。
水路閣は1888年(明治21年)に、琵琶湖の水を京都市内に引くために作られました。
当時これだけの物を作ったことに驚きますが、それ以上に驚きなのは未だに現役で使われていること!水路閣の上に登って琵琶湖疎水が流れている様子を見られます。
経年劣化の具合も味があります。フォトジェニック!
レンガ造りの建造物には、現代でも江戸時代でもない、明治や大正ならでは独特の雰囲気を感じます。
アーチ越しに見る南禅寺。
ここに来た人全員が撮る写真…人が多いので必ず誰かが写り込みます笑
向こうとこっちで撃ち合いしている感じ。コロナの影響で人が少ない今の時期なら誰もいない写真を撮れるかもしれません。
南禅寺を堪能して、慣れない着物で疲れたので帰りはタクシーで駅まで行きました。
以上、レンタル着物での銀閣寺・法然院・南禅寺観光でした(^<^)
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