お盆休みに大阪発の日帰りバスツアーに参加しました。
HIS主催で、大阪梅田発~浜坂・出石を巡り、昼食にはうに・いくら・神戸牛食べ放題という贅沢なツアーです。
バスツアーを選んだ最大の理由は、お盆で渋滞しても、バスなら乗っているだけで目的地に着くので楽かなと思ったからです。
しかしその考えはいくらよりも甘く、実際はかなりハードな強行軍でクタクタに疲れました。ただそれでも十分楽しかったので、またそのうち別のバスツアーにも行きたいと思います。
というわけでバスツアー参加の際に気を付けるべきことや、参加前にはわからなかったことなどを書いておきます!
- バスツアーの選び方
- うに・いくら・神戸牛食べ放題ツアー
- バスツアーは朝が早い
- バスに乗るまでの注意点
- バスに乗車して出発
- 海鮮せんべい但馬へ到着
- 但馬海岸でグラスボートに乗船
- いよいよ、うに・いくら・神戸牛食べ放題へ
- 出石の城下町散策
- 最後の目的地、道の駅但馬のまほろばに到着
- 大阪駅付近に到着
バスツアーの選び方
参加するまで知らなかったのですが、バスツアーのほとんどは平日に開催されています。
おそらくメインのお客さんがご年配の方だからなのでしょう。確かに町内会とかのおばあちゃんが行っているイメージがありますね。
土日や祝日などのツアーは少ないので、社会人で土日休みに参加する場合はけっこう選択肢が限られるかもしれません。
今回はお盆休み中に開催されていた大阪発の日帰りバスツアーがあったので、それを選びました。
うに・いくら・神戸牛食べ放題ツアー
HIS主催で大阪梅田発、兵庫県北部の浜坂・出石を巡る日帰りツアーです。浜坂では遊覧船に乗れて、出石では城下町を散策できます。
ただ正直行き先はどこでも良くて、昼食の『うに・いくら・神戸牛食べ放題』が決め手となりこのツアーを選びました。
正式には『関西テレビ【よーいドン!】で紹介されました!今年は生ビールなどアルコール飲み放題をプラス!うに・いくら・神戸牛焼肉のっけ放題食べ放題!グラスボートで海底遊覧・情緒溢れる城下町 出石を散策』というめちゃめちゃ長いツアー名です。
関西発バスツアーの中ではかなりリピート開催され続けている、超人気ツアーだそうです。
バスツアーは朝が早い
まず最初からハードなのですが、朝7時15分集合です。
集合場所は西梅田の毎日新聞ビル前。大阪駅の桜橋口を出て右手(西方向)に進み、梅三小路を抜けてまっすぐ行くと、待機中のバスが見えてくるのですぐわかりました。
どうやら他のHISのツアーも同じ集合場所のようで、かなりたくさん人がいました。
添乗員がツアー名を書いて立っているので、自分の参加するツアーを見つけて添乗員に名前を伝え、受付完了です。
集合時間が来ると添乗員が声を掛けてくれるので、それまでその辺で待機します。
バスに乗るまでの注意点
ツアーの詳細ページにも書いてありますが、バス内にトイレは無いのであらかじめトイレを済ませておく方がいいです。近くにトイレはないので駅などで済ませましょう。
またGoogleマップを見ると集合場所にローソンがあるように見えますが、実際にはビルの2階にあり、早朝はビルが空いていないため入れません。
少し先のセブンイレブンに行くか、駅のコンビニで飲み物などを買っておいた方がいいです。このセブンイレブンもトイレは貸し出していないので注意です。(たぶんツアー参加者が借りまくるせい?)
また集合時間になると添乗員から、「〇〇ツアーに参加の方はバスに移動してくださいー!」と呼びかけがありますが、ここでも少し戸惑いました。
呼びかけは『浜坂・出石ツアー』だったのですが、私たちは自分が参加するツアーを『うに・いくら・神戸牛食べ放題ツアー』だと思っていたので最初気付かず…
自分のツアーの行き先は、しっかり把握しておきましょう(^_^;)
バスに乗車して出発
バスに乗ると運転手さん、添乗員さんの挨拶やツアーの説明などがあり、参加者が貼るシールが配られました。
けっこうちゃんとしたシールで粘着力が強いので、高級な服やカバンには貼らないほうが良さそうです。ジーパンとかがオススメ。
一応このシールを見せると割引してくれる店があるのですが、最後の方の一ヵ所だけなのと、シール以外にもらえる地図を見せても割引してくれます。
どうしても貼りたくない場合は貼らなくても良いかもしれません。
バスの中。7:30ごろ。
あと関係ないけど、添乗員さんの声が芸人のゆりやんレトリィバァにとても似ていて、よく見ると顔も似ていました。骨格が近いと声も似るそうなので、そういうことなのでしょう。
最初はみんなテンション上がっておしゃべりしていたのですが、朝早かったこともありしばらくするとほとんどの人が仮眠を取り出しました。
しかしHISのバスツアーでは座席のリクライニングが原則禁止ということで、仮眠するにも体勢がけっこうキツイ。この時点でけっこうお疲れ状態に…
お盆休みなので高速道路は渋滞していました。約1時間40分ほどバスに乗って、モテナス赤松こと赤松パーキングエリアで最初のトイレ休憩です。
9:10ごろ。朝の陽ざしが爽やか。
海鮮せんべい但馬へ到着
また仮眠を取り、そこから1時間ほど走って10:10ごろに最初の目的地『海鮮せんべい但馬』に到着しました。
駐車場から少しだけ竹田城跡が見えるここでは、なんと海鮮せんべいが試食し放題!無料のホットコーヒーも飲めます。
どのせんべいも美味しいので試食しまくり、自宅用、実家に渡すお土産などを買いました。しかし残念なのは、滞在時間がわずか20分しかないこと。
試食、コーヒー、買い物、トイレとすべて済ますと全然時間が足りないので、ここには倍の40分くらいは居たかったなと思います。
一番人気のいかフライ。
自宅用には3位のいかの姿焼と、ランキング外のわさびを購入。
店内からはガラスを隔てて工場の様子が見えます。ちゃんと作っているところを公開しているのが安心なイメージ。
オマケで袋に入れてくれていた明太子せんべいも美味しかったです。ネットでも買えるみたいなので、また買ってみようと思います。
和歌山には同じ系列の海鮮せんべい南紀も。
但馬海岸でグラスボートに乗船
12時ごろにバスは浜坂に到着。このツアーはバス2台編成だったのですが、混雑を避けるために途中から行程が分かれるとのこと。
私たちのバスは【グラスボート→昼食→出石散策】というルートでした。もう1台は先に【出石散策→昼食→グラスボート】の順です。
バスツアーのページには『グラスボートで海底遊覧』と書いてあったのでプカプカ楽しいイメージでいましたが、実際には全く違いました。
このツアーの中で、ダントツでこれが一番キツかったです。
こちらが遊覧船という名の高速艇。
船底がガラス張りで、海底の様子が見える構造です。
まだ船が動き出す前。さっそく魚が見えて期待が膨らみます。
船が動き出した直後。波しぶきがガンガン窓に当たります。先頭に近い席は、波が入ってくるため窓を開けられません。
その日は風が強く波が高かったこともあり、船がかなり揺れました。この時点で船酔いして気持ち悪そうにする人も。
さらに波しぶきがすごいので窓を開けられず、エアコンの無いボート内はサウナ状態に。空きっ腹に塗料か何かの独特の匂いで、けっこうお腹に来ます。
動き出す前に魚が見えて喜んでいた人たちや、動き出した後の揺れや波しぶきをキャーキャー楽しんでいた人たちも5分くらいすると次第に黙りはじめ、途中からは誰も一言も発しない状態に…タオルで口元を抑える人もチラホラ。
そんな中、淡々と島や岩の景色を説明してくれる船内アナウンス。窓の外には素晴らしい景色が。しかし楽しむ余裕はありません。
幸いにも(?)波が強すぎたため、50分の予定コースは少し早めに切り上げられ、船は港に戻りました。
春や秋ならきっと楽しかったと思いますが、夏場は本当にキツかったです。
さらに船で気持ち悪くなると、その後の食べ放題に支障をきたします。
船は乗らないという選択も可能なので、もし食べ放題をツアーのメインに考えている場合は、天候や季節によっては控えた方が良いかもしれません。
ちなみに波が強いことは乗る前からわかっていたので、添乗員さんはしきりに心配して「波が強いので船酔いしそうな人は乗らなくても大丈夫です」と繰り返し案内していました。
しかしほぼ全員が船に乗り、私も「せっかくここまで来たのに乗らないと勿体ない」と思って乗りました。
が、後で思い返せば添乗員さんは仕事なので「乗らない方が良い」とはハッキリ言えなかったのでしょう。
こういう時は経験のある添乗員さんに従うのが吉かもしれません。このブログを見た人はご注意ください(;^_^A
いよいよ、うに・いくら・神戸牛食べ放題へ
船での修行を終え、13:10ごろからいよいよ昼食です。船の乗り場から徒歩1分のとれとれ市場の2階の広間に案内されます。
お待ちかねの食べ放題!うに、いくら、甘えび、サーモンが取り放題!
こちらは焼いて食べる用。牡蠣、ホタテ、サザエ、イカ、エビ。
神戸牛は牛丼用です。
最初だけキレイに盛り付けて撮影。
13:10から14:10までの60分一本勝負。
赤い丼にはご飯をよそって、その上に好きなだけ具を乗せていいルールです。
一応ご飯なしで具だけ乗せるのはダメらしいのですが、少しでもご飯を入れておけば大丈夫なので少なめによそうよう案内されます。
白い皿には焼き物用の貝などを入れます。貝は生食用ではないので、安全のために皿が分けられています。
前の席の人が途中から貝ばっかり焼いて食べていました。
サーモンは毎回あるわけではなく季節によって変わる場合があるようです。冬はカニ食べ放題になることもあるとか。豊岡や香住のカニは有名なので、冬に行くのも良さそうですね。
味は文句なしで美味しかったです。いくらを乗せまくった贅沢ないくら丼が夢という方はぜひ試してみてください。
ちなみにビールも飲み放題でしたが、船のダメージもあり今回は止めておきました(^_^;)
30分経ったあたりでアイスが出てきて、デザートも食べて満腹に。
出石の城下町散策
お腹も膨れたところで、またバスに乗り込み出石に移動です。
約1時間ほどかけ、15:30ごろに『出石城山ガーデン』というお店に到着。さっき満腹まで食べたばかりなのですが、到着早々名物の出石そばが振舞われます。
そばは到着してすぐに食べないといけませんが、一皿だけなのでペロっと食べられます。満腹でも美味しい。
これはペロっと食べた後。写真を撮り忘れました…
出石そばは楽天などでも買えます。
地ビールの引換券は後で好きなタイミングで使えます。私は一番人気の『いずし浪漫』にしました。
一応ホワイトビールなのですが、普段白ビールが苦手な私でも飲みやすくて美味しいビールでした。
出石の地ビール3種類の比較図。
店内から、城山ガーデン内の醸造タンクが見えます。
いずし浪漫は城山ガーデンさんのサイトで通販できますよ。
そばを食べた後は2時間の自由行動です。
あらかじめバス内で申し込んでいた場合は、約1時間のそば打ち体験を行えます。HISのツアーだと1人1500円で体験できて少し安いみたいです。
私たちはそば打ち体験は申し込まなかったので出石の城下町散策へ。
そば打ち無しで2時間は少し長いような気もしましたが、カフェに入ったりお土産を見ていたら案外早く過ぎました。そば打ち体験はお好みで選べば良さそうです。
出石城。城山ガーデンから徒歩3分くらい。
城の前の小川と、夏らしい風鈴。本来はお濠?
出石のシンボル、辰鼓楼!
出石はマンホールも辰鼓楼のデザイン。
出石盆踊り大会の準備中。昔ながらの櫓が組まれていました。
蒸し暑かったのですがゆったりとした時間を過ごせました。
当然、お土産には出石そばを購入。城山ガーデンではHISシールかバス内でもらえる地図を見せると少し割引がありました。
いずし観光センターなど、近くにもお土産屋はたくさんあるので見比べてもいいかもしれません。
集合時間の17:30までブラブラし、城山ガーデンのスタッフに見送られながら出石を後にしました。
ただ一つ気になったのが、私たちが出石散策をしている間に運転手さんがバスを洗車していたこと。
朝早くから運転しっぱなしで帰りも運転があるので、2時間仮眠でも取っておくわけにはいかないのだろうか…
格安バスツアーで事故とかもたまにあるので、労働環境が少し心配になりました。
最後の目的地、道の駅但馬のまほろばに到着
18:15分ごろ、『道の駅但馬のまほろば』へ到着。
この『まほろば』はかなり大きい道の駅で、地元産の野菜や但馬牛をはじめ、兵庫県の北の方の物なら大体売っていました。
もしお土産を買い忘れていても、最終的にはここでほとんどのものが買えます。
出石そばもありましたが、城山ガーデンで食べた出石そばはそこでしか買えないオリジナルとのことで、同じものはありませんでした。
約30分ほど滞在し、最後にまたお土産を買っていよいよ大阪へ戻ります。
大阪駅付近に到着
行きは高速道路が渋滞していて少し遅れましたが、運転手さんと添乗員さんが行程を調整してくれ、ほぼ予定通りの時刻に大阪まで戻ってきました。
(観光の時間は減らさず移動やトイレ休憩で調整してくれたみたいです)
約13時間と長く体力的にかなり疲れましたが、ツアー自体はとても楽しかったです。
次回はもっと涼しい季節に行ってみたいと思います(*^-^*)
お土産の袋を占領されました。猫用のお土産はありません(;^ω^)
このブログでは夫婦と2匹の猫の日々のあれこれを書き綴っています。
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