私は『植田正治』という写真家の作品が好きなのですが、ご存知でしょうか?
前々からずっと行きたいと思っていた、植田正治の地元鳥取にある『植田正治写真美術館』へ行った感想をご紹介します!
植田正治とは?
植田正治は1913年に鳥取県に生まれ、70年近くずっと鳥取で写真を撮り続けた人です。
写真の発祥地フランスで『UEDA-CHO(植田調)』と日本語のままで紹介されるほどの独自の世界観を持った写真家なのです。
私も『植田正治の世界』という写真集を持っています。現代でも色褪せない普遍的な構図の写真が多く、どれも非常に美しい!
植田正治写真美術館
植田正治写真美術館は、鳥取県西伯郡伯耆町という大山の麓近くにあります。
同じ鳥取でも鳥取砂丘からはかなり遠いです。境港市や米子市には比較的近いのですが、車が無ければ行けない立地のため、明確にここに行こうと思わない限りは行けません。観光ついでに行く場所ではないのです。
しかしあえてここに行くくらい植田正治が好きな人なら100%満足できるでしょう!(青山剛昌ふるさと館からも少しだけ近いです。)
山の中には似つかわしくないコンクリ打ちっぱなし風の建物。
島根県生まれの建築家、高松伸さんが植田正治の1939年の作品『少女四態』をモチーフにした形状に設計したそうです。
館内の見どころ
中身もコンクリ打ちっぱなし風です。お客さんは少なめ!
奥に見えるのは大山です。この日は残念ながら曇りで隠れていましたが、晴れていれば大山と水面に映る逆さ大山がキレイに見えるようです。
ちなみにこの山高帽とステッキ、傘は植田正治の象徴とも言えるアイテムです!
というのも作品『砂丘モード』にこういう有名な写真があるのです。
私も同じポーズで写真を撮りました!
どうせならタキシード着てくれば良かった!!と思うくらい楽しいです(持ってないけど)。
こうもり傘はさらに定番アイテム。どう撮っても植田正治っぽいです。
とっちゃん坊やみたいな恰好の土門拳もこうもり傘を使っています。
展示物は写真撮影禁止でしたが、植田正治の幼少期からの作品などもありとても見ごたえがありました。
直線的な建物が美しい。空は青いが雲も多い日でした。
コンクリートの直線の向こう側に日傘だけが見えているのも植田正治っぽい。
大山が見えていればなぁと思うと残念ですが、また今度天気が良い日に来たいなと思います!
以上、植田正治好きなら絶対満足できる『植田正治写真美術館』の感想でした。
少し行きにくい場所ですが、ぜひ行ってみてください!
鳥取砂丘観光へ続く。
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