結婚されている方、家計の管理はどうしていますか?
『妻が管理して夫は小遣い制』、『夫の給料で生活して妻の給料は全額貯金』などはよく聞くパターンですが、共働きか専業主婦か、子供がいるかいないかなど、家庭の状況によってどんな方法がいいかは全く違ってくると思います。
うちは子供のいない夫婦共働きの家庭、いわゆるDINKs(ディンクス)なのですが、同じタイプの家庭では家計の管理方法で悩むことが多いようです。
私たちも結婚する前に色々な方法を検討した結果、『共通の財布に生活費を入れる方式』で管理することにしました。
生活費をいくらずつ負担するかは、固定額ではなくそれぞれの給料に応じた『割合』にしています。
今のところ問題なく上手く行っているので、同じく夫婦共働き世帯で家計管理の方法にお悩みの方の参考になればと思いご紹介します(*^_^*)
共通の財布方式が向いている夫婦
同じ共働き夫婦でも状況はそれぞれ。家庭状況によってこの運用方法が向いている場合と向いていない場合があると思います。
向いていると思う夫婦
- 子供がいない
- 毎月の支出がほぼ固定の金額で管理しやすい
- 夫婦間の給与の差がそれほど大きくない
- 夫婦それぞれが自主的に貯金できるタイプ
向いていないと思う夫婦
- 子供がいる(共通の財布に入れる金額自体が大きくなりすぎる場合は向いていません)
- 住宅購入の頭金など共通の貯金をしている
- 夫婦間の給与の差が大きい
- お金があればあるだけ使ってしまい貯金ができないタイプ
共通の財布の運用方法
うちの運用方法はいたってシンプルです。
- 食費、光熱費など、その月に必要な生活費を合計する
- それぞれの給与額に応じた割合の金額を共通の財布に入れる
生活費を入れた残りのお金は、基本的にはそれぞれが自由に使えます。
共通の財布内で余った生活費は翌月に繰り越したり、月末に外食やスイーツなどのプチ贅沢に使ったりしています☆
計算方法などを以下で詳しく説明します(^<^)
必要な生活費を合計
うちではGoogleスプレッドシートで管理しています。
『Googleスプレッドシート』とは、ネット上で使えるExcelのようなもので、こういう表を作って管理しています。
金額はすべて仮ですが、項目はそのままです。
それぞれ以下のように金額を決めて、月初に入力します。
毎月固定のローンや管理費 | 金額がわかるのでキリのいい数字にして入力 |
月ごとに変動する水道光熱費 | あらかじめ少し多めに入力 |
食費や日用品 | この金額内に収めるぞという額を入力 |
その他 | イレギュラーで発生する支出がある場合に入力 |
給与額を入力して、それぞれの負担額を決める
夫婦共働きの場合、それぞれいくらずつ入れるかが最も悩むところだと思います。
そこで我が家ではそれぞれの給料に応じた割合で、共通の財布に入れる金額を決めています。
というのも『お互いが同じ金額を入れる』とすると、給料が少ない方の負担が増えてしまうからです。
仮に【生活費20万円】、【夫の給料30万円】、【妻の給料20万円】の場合で考えると、お互いが10万円ずつ家計に入れると妻側は給料の半分が無くなってしまいます。
そこで給与額の割合に応じた金額となります。
このケースだと二人の【給料合計50万円】のうち、夫の給料30万円はそのうちの【60%】、妻の給料20万円はそのうちの【40%】です。
そのため【生活費20万円】のうち【60%=12万円を夫が負担】、【40%=8万円を妻が負担】するという計算になります。
この方法でも、基本的には給与額が多いほうが残るお金も多くなりますが、同じ金額を入れるよりは負担の差は減ると思います。
給与額とは?
この記事内では便宜上『給与額』と書いてありますが、実際には『手取り額』から『交通費』を引いた分の金額で計算しています。営業職などで、立て替え払いした分が給与と合算して振り込まれる場合はそれも引いた方がいいでしょう。
表の『手取り』にその金額を入力すると、それぞれの負担する生活費が計算されるようになっています。
生活費を負担する割合の計算式
【 生活費合計 × 自分の給料額 ÷ 夫婦の給料額合計 】です。
※ROUNDUP関数は端数の切り上げのために入れています。
我が家では現時点でベターな方法
以上、子供のいない共働き夫婦(DINKs)の家計管理方法でした。
余った分は自由に使えるとは言っても、お互い自主的に貯金をしたり、特に心配なくやっています。
家事の分担も考慮
ちなみに我が家のように家事も分担している夫婦の場合、生活費の負担額と家事の分担量で揉めることも多いようです。
よくあるパターンでは、もっと夫に家事に参加してほしい妻と、生活費を多く入れている分を妻が家事を多くやるべきだという夫。
どちらも一理あるとは思いますが実際には『名もなき家事』『見えない家事』という細かい家事の負担は考慮されていないことも多々あり、お互い自分の方が負担が多いと感じている場合も…
そういう時はスマホアプリで『家事のリスト化』をしてみてはいかがでしょう。生活費負担と家事分担の最適な妥協点が見つかるかもしれません。
家庭の状況が変わればそれに応じてまた方法を変えると思いますが、今のところはこれが安定していてベターかなと思っています。
よろしければご参考に(*^-^*)
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